いつもの通り、なにげなくポン・デ・リングの製法を調べたことが事の始まりであった。だって、あの、モチモチ、うまいよな。再現できねえのかな、と。
そうしてタピオカでんぷんというモチモチの発生源に一瞬で行き着き、それからGABAN タピオカスターチ 1kgというものをamazonで732円で買うまで、たいして時間はかからなかった。
そして、おからパンにタピオカを入れてみたのである。
メニューは適当に自分で改変した。
おから40g タピオカスターチ40g サイリウム20g 水250g 卵1個 べーキン12g
上記で、P15F12C57相当(食物線維は半量の炭水化物として換算)
半量でP8F6C29相当
八分の一くらいにわけて食べるなら、P2F1.5C7相当と、かなり低栄養化できる。
この混合した時点で、かなり流動感が強く、ぷにぷにであった。
オーブンで180度20分設定で焼き上がりに放置して余熱で完成させた。
焼き上がった時点でかなり膨らんでいた。まあ冷凍するので、実食する時点では、しわしわになってしまうのだが。
食感はポソポソ、ボソボソ、から、もちっ、という感じになった。
でんぷんの分だけ炭水化物が増えてしまった点を差し引いても、この食感の改良はデカかった。やっぱ、ポソポソ、ボソボソは、モチモチには勝てないのだ。
しかし、やはりこの炭水化物の増加は痛い。ということで、さらにメニューに改良を加えていく。
まずは小さいスケールで実験。甘味料エリスリトールも購入していたのでこの時点で合流。
おから30g タピオカ10g サイリウム10g 水160ml ベーキン6g
エリスリトール35g
上記で P12 F5 C21相当である。半分でP6F3C11相当。
四分の1でP3F1C5、ここまでくるとかなり低カロリーである。
思い切って卵さえもカットしているが、実食してみると、もちもちしたパン~蒸しパンのような感じだった。エリストリールが効いていた。かすかな甘みを感じるというか食パンなどを食べているような感覚だった。
ここから塩を1%加えてみたり、水分量をいじったり、ベーキングパウダーを減らしたり、タピオカの比率をいじってみたり、と。色々やってみた。
最終的には、おから30g タピオカ15g サイリウム10g 水160ml ベーキン6g
(エリスリトール30g 塩1g)←いれなくてもいい
P12 F5 C25相当
くらいで小さめにまるめて焼いていくのがいい、という結論がでた。
もちもちしているので、ちょっとした嵩増しにちょうどいい。