筋トレ記録ブログ

筋トレについて記録するブログです。

毎朝起床後にプロテインを飲む習慣があるならば

 マジックブレットを購入し、その互換性カップ(おおきいほう)を格安に追加購入して合計カップ数を4個以上にしたうえで、あらかじめ一回分のプロテインなどを装填することによって毎回スクープする手間を省いたほうが人生は楽だと思います!

 ということで俺は、プロテイン(エクスプロージョン30g)、サイリウム小さじ一杯、最近飲み始めたクレアチン2~3g(適当)を装填している。

 そうして毎朝装填済みのカップのふたをとり、水道水を250mlほどをいれてミキサーで蓋をしてから10秒ほど混ぜあわせて溶かしたものを一気に飲んでいる。

 飲み終わった後は軽く水洗い(中に水を入れてから使ったミキサーで密閉して数回振る。こうしないと少し溶け残ったサイリウムが残渣として食洗器に悪さをするかもしれないからである)して、食洗器で洗っている。圧倒的に楽である。

 以前、ちょっと無謀に減量をやって調子が悪かった時分には、起きてからの毎朝のプロテイン準備ができない、動く気が起きない、飲むのも一苦労、ということがあった。その経験を後から振り返ってみて、人間は何事かをやるにも常に気力のようななにがしかを原動力として必要としているのだなあ、と実感した。なので、その原動力を倹約するためにも、このような省力化は大切だと思う。以前、このような考え方をドラクエ的なMPにたとえているエントリーをどこかで見かけたことはある。多くの人間が共感していた。おのおのが考える内容に差異はあるだろうが、我々人間の活動が本質的には有限の性質をもっていることだけは間違いないと思う。

 

胴長短足体型の俺がローバースクワットを試してみた結果

  俺は胴長短足体型のため、体型に合うだろう、という浅い理由でハイバースクワットをやってきたのだが、どうも四頭筋ばかりを使う感覚が強かった。パラレルの深さを目安にやっているせいもあるだろう。

www.health--life.com

 上記サイトを見たりしてモーメントアーム的な解釈で、ふーん、と考えてみたりした。

 

 重量を20%くらい落として、フルボトムでやれば大殿筋やハムにも刺激がはいるときもある。のでやっているのだが、そうしなくてもフォームとして大殿筋やほかの筋群も使うローバースクワットをやったほうがいいんじゃないか、と思い立ったわけである。

 いろいろと調べてみれば、パワーリフターはローバーでやることが多いそうである。そっちのほうが動員できる筋肉群が増えるというわけだ。ある人いわく、デッドリフトとは鍛える筋肉が似ているだの、高重量になるためケガのリスクがあがるのでハイバーフルボトムでいいじゃないか等の考え方もあるようだった。はたして、こういうのは自分でやってみるのが一番である。

 そうして数回ほどトレーニングを行ってみた結果、確かにローバーのほうが重量はあがった。確かに、ローバースクワットはハイバーよりも負荷が分散されている。より全身を動員した運動だと言い換えてもよいと思う。大腿四頭筋周辺に集中していた疲労感が、大殿筋~ハム、腰回りの脊柱起立筋群にも散っていた。(そして、どこが一番先にへたるかと言えば腰に来る)

 デッドリフトに似ているか、といえば確かに似ている。いや、もっと正確に言おう。俺のやってきたコンベンショナルデッドリフト(足幅狭め)やヘックスバーデッドリフト(足幅は狭め)に明らかに似ている。もちろん全く同じではない。デッドリフトはボトムで始まり、スクワットはトップでスタートする。だからして、使う筋肉の順番や稼働する時間が逆になった感じなのだが、疲れ方は似ているというわけだ。同じく、坐骨神経痛っぽい腰痛の気配もあったし、使用重量も同じくらいである。どちらも1RM=120㎏程度である。(結局、上半身の前傾がすべてなんじゃないのかな、と後日になって考えた。高重量を扱う上で、重心は足の裏に置くしかないわけだから、そこから膝・股関節の屈曲の振り分けでどの筋肉が動くか変わるという認識である)

 また、ローバースクワットはバーを三角筋後部あたりに載せるのだが、そこが物理的に痛くなったし、載せるための上背部筋肉の緊張を維持することにも疲れてしまった。体というのは徐々に慣れていくものである。ローバー初日に110㎏をのせたときには、筋肉や骨がずれたような違和感があったのだが3~4回目には、バーベルが体にハマる感覚が分かってきて、載せるところはよくなった。しかし、まさに今は、担いだ時の右手全体のちくちくした神経的な痛みがでている。手首をねかせてやるのがよくないのか、肩の上腕神経の圧迫なのか、頸椎のヘルニアか、わからない。まだ担いだ時だけの症状だから様子をみてやっていくしかない。

 それで今では、ローバーのつぎのセットはハイバーで、みたいに同じ日のトレーニング中に切りかえてやっている。局部的な痛みを緩和させる目的である。やっていて分かったのだが、俺の胴長短足体型では、どこで担ごうが、それほど上半身は前傾できないようである=バーベルの垂直軌道が維持できないのだ。なので、スクワットでは大殿筋を動員しにくい体型のようである。下記ブログのように分かりやすいローバー・ハイバーの股関節VS膝のモーメントアームの図でいうところの前傾ができない、ということである。

www.rehabilimemo.com

 そのため、胴長短足でもヒップヒンジにフォーカスするなら、股関節のモーメントアームを長くした体勢(膝をできるだけ前に出さない体勢)を取れるランジやブルガリアンスクワットをやるべき、ということだとよくわかった。(よくありがちなブルガリアンスクワットでどこに効くか論は、片足だと仮定して、このハイバー・ローバーの理論図を眺めてみれば一目瞭然である)

続ショルダープレス ~結局BIG3をやると良いみたいだね

iwashioyaji.hatenadiary.jp

 

 俺は過去に書いた通り、ダンベルショルダープレスを定期非常勤のような形(月に3~4回は必ずやっている)で行っている。(ヘックスバーでのミリタリープレスは手首が痛くなったこともあって積極的にはやってない。ダンベルに飽きたらやるかもしれない)

 続けていると、いろいろと変化を感じる。それらのほとんどは、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトをやってきた影響だと考えられる。

 

 変化①:以前は立ってプレスしていると腰周りの筋肉(脊柱起立筋群?)が疲れたり、腰椎のあたりの痛み~違和感が出ていた。今は感じにくくなっている。

 考察①:高重量のスクワット、デッドリフトによって脊柱起立筋群、腹筋などで体幹を固定&保持する能力が向上したからであろう。(少なくとも100kgのスクワットで5回×5セット以上はできるようになっている)具体的に言えば、重量を支えながら体幹を固定する筋力、それを維持する筋持久力が強くなり、レップごとに体幹を固めて挙上する技術を応用できている、ということになるだろう。

 

 変化②:両肩の痛み、違和感を感じにくくなってきた。

 考察②:肩の痛みが出ないようにベンチプレスをやってきたことで、痛みがでない=自分にとって、より好ましいプレス動作のフォームが習得できて、それが応用されたのだと考えられる。これは理論だけ聞いてやる、というのは難しいと思う。ボトムで肩を内旋させて肩甲骨を後傾させた鳩胸体勢(ベンチプレスのブリッジ)から、肩を外旋させて僧帽筋も動員して挙上、その際、体幹は固定するが、一部は脱力させておく、と半年前に言われたところで実践することはできなかっただろう。三次元的な角度を見つけて、それを自分の体で覚えていかないといけないわけだから、習得難易度が高い。これこそがポステリアチェーンとか体の連動性というやつなのだと思う。また、ベンチプレスを続けていることで肩周りの安定性が強化された可能性もある。ベンチプレスは82.5kgを5回5セット以上はやれるようになっているので、片方16kg程度のダンベルならば痛みなど出るはずもないのかもしれない。しかし、ベンチプレス後に手を後ろに回す動作(外旋や内旋)で痛み、違和感などが出ていたので、結局の所、痛みは出る物であって、ショルダープレスで経験するか、ベンチプレスで経験するかの違いなのかもしれない。そうやって、それに耐えられる強さを身につけていくのだ。

 

 変化③:扱う重量が増え、挙上能力が向上した。ダンベルは16kgが扱えるようになった。以前は8~12kgくらいで5~15回程度で組むことが多かったので、30%も強くなっている、と考えるとかなり伸びている。

 考察③:変化①、②のおかげでトレーニングを楽しんでやれるようになってきた。そうするとボリュームが増え、さらに強くなる、という良い循環が起こる。また、BIG3 で培った、バルサルバ的な腹圧を高めて一気に挙上する技術が活用されて、挙上する、という行為への理解度が高まったことも影響していると思う。

 

 まとめると、結局はBIG3をやると良いみたいだね、ということである。

 BIG3をやる以前、3年間くらいはちょびちょび触っていたショルダープレスが、ここ半年ほどでここまで変化したのは、明らかにそれの影響である。この変化は、最初っからBIG3をやってきた人にはたぶん分からないと思う。可変式ダンベルでいろいろやっても、腰は弱いままで体幹に力を通して固定する能力は養われないことは間違いない。もちろん俺もダンベルスクワットやダンベルーマニアデッドリフトはその三年間の間にもやっていたのだが、体幹固定力に対してはあまり効果はなかった、と結論づけるほかない。腹圧を高めて保持する連動性が理解できなかったのか、連動させなくてもできるような重量だったのか、腰まわりの筋肉にも高重量というエサを与えないと固めて保持する筋力が強くならないのか、いろいろと可能性はある。が、断定など、できるわけもなく、結局は、BIG3をやると良いみたいだね、ということである。

 

 

 

トレーニング目的を明確化するメリットは多い

 どういうトレーニングをするべきかを考えていたら、トレーニングの目的が重要なのだと気づいて考察した記録です

 

いい時代になったが・・・

 最近はトレーニング教材に事欠かない。実績や経験のある人がトレーニングはこうやってやればいいんですよ、私はこうやっています、と実践している動画があふれている。この種目を、どれくらいの重量で、回数設定で、軌道で、セットを組みます、と出し惜しみなく教えてくれる。むろん、それが正しいかどうかを判断する必要はあるんだけれども、一昔前までの、実地指導を受けるか、静止画の本を買って文章から読み解いていた時代にくらべれば、質の高い勉強をするコストは大幅に下がっていることは間違いないと思う。しかし、どれだけ優れた方法論や実践例であっても、それはあくまでも方法論でしかない。そのトレーニングをする目的自体を与えてくれるわけではない。目的は、自分で見つけるしかない。

そのトレーニングにはどういう目的があるのか。

 どのトレーニングをどうやってやるべきなのか。それらはすべて目的如何である。何を鍛えたいのか、どうなりたいのかが先にあって、そのために最適なトレーニングがある。逆ではない。誰々がやっているから、というのも関係がない。そのトレーニングが自分の目的に沿っていないのなら、望む結果は得られない。ボディビルダーが足のカットを出すためのトレーニングを紹介していたとする。それはカットをだすためのトレーニングとしては有効なのだろうが、筋力増大や筋肥大を望むなら他にもっと最適なトレーニングがあると思われる。同様に、筋持久力、特定の動作の強化、ケガの防止のために補強として行うトレーニングなども目的が違うので、方法論が異なっているものの、それらはどれも正しい、ということがありえる。だから目的にあったものを選ぶことが重要なのだ。

目的は明確化するほうがよい。

 もちろん、あなたには、その目的とやらは必ず必要なのか、と訊ねる権利はある。

 俺は、あったほうがいいと答える。漠然としているよりかは、少しでも明確なほうが良いとさえ考えている。理由はいくつかある。

 

 目的に合致しないトレーニングをやるのは非効率である。(リソースは有限である)

 目的に合致していると自覚的であるほうが、動機付けが強くなるのでトレーニング効果が高くなりやすい、と考えられる。(頑張ってやるので)

 目的に自覚的であるほうが、主観的なえり好みに影響されずに必要なトレーニングを選びやすくなる。好きなこと=必要なことではないし、嫌いなこと=不要なことでもない。目的が自分を導き、監督してくれる場合もある。

 目的に自覚的であるほうが、目的の達成に有効な情報を得やすくなる。(例)BIG3の挙上重量を伸ばしたいと自覚的であるほうが、その道のプロであるパワーリフティングの競技者から発信された情報を得やすくなる。

 漸進的な中~長期的トレーニングスケジュールを組むためには目的が必要。目的がなければ、行き当たりばったりになるリスクがある。

 目的を明確化することで、それが現実的に達成可能かどうかを判断できるようになる。(薬物なしにIFBBプロにはなれないし、フィジカルエリートのように高重量を挙上することはできない)

 

 別に目的というのは抽象的でもよいのだと思う。たとえば、ベンチプレスを強くしたい、ちょっと筋肉をつけたい、健康になりたい、とか。それくらいなら誰もが考えているようにも思える。人はなにかしら、こうなりたいと考えてトレーニングをしているのではないだろうか。

俺の目的は?

 そうして自分の目的はなんであろうか、と思い至ったわけである。

 俺は競技者ではない。鍛えることが趣味や仕事で役に立つわけでもない。ただ、鍛えない人生と鍛えた人生を比べてみて、鍛えたほうが良さそうなので、やるべしと考えただけである。それで楽しみながらやってきた。確たる理由はないエンジョイ勢である。なのだが、ここらでひとつ、目的を再定義、再確認してみるのも悪くない。

 俺はなぜ筋トレをするのだろうか。

 まず思いうかんだのは『健康になりたい』という願いだった。ほかはつかみどころのない雲のように願望が渦巻いていた。ケンドーコバヤシさんが子ども達を守るために強くなりたいと考えたように漠然と強くなりたいとも願っている。日常生活を楽にするためでもある。体を鍛える可能性があるにもかかわらず、腐らせてしまうのがもったいないとも考えた。

 ただ想起するだけでは、これ以上の明確化が難しいので、方向性を変えて検討してみることにした。

 逆説的に、消去法的にも考えを進めてみよう。

 俺はパワーリフティングの競技者ではない。BIG3の挙上重量が至上命題ではないし、ルールブックの規定にもこだわる必要はない。

 ボディビルダーではない。細かいカットや質感は不要。バルクアップを拒む必要はないが、遺伝的限界のぎりぎりを求めるのは非効率である。

 スポーツのパフォーマンス強化のために行っているわけではない。日常生活で役に立つ筋肉が必要である。人間の基本的な動きを強くする種目を選ぶべきである。日常生活に役立たせるなら筋持久力も鍛えるべきである。

 短期的ではなく長期的な能力の底上げが目的である。継続的に取り組みたい。

 けがをするリスク、悪化させるリスクは少ないほうがいい。

 長時間のトレーニングはできない。リソースの面から言えば、筋トレにかける時間は少なければ少ないほうがいい。

 楽しんでやれたらいい。やりたくないことを無理にやっても、続かないだろう。

 これらを統合して味付けしてみると、いろいろと明確化することができた。

俺の目的のまとめ

 筋トレをする姿勢として長期的、持続的にケガをせずに、できるだけ短時間のトレーニングを無理なく楽しんで続けることを目的としている

 短時間でより高い効果を得るために、多くの筋群が関与して高重量を使う種目を優先するべきである。また、挙上重量の推移が楽しめるので、楽しんで続けるという目的にも合致しそうである。

 日常生活で役に立つ筋肉を作るためのトレーニング種目は人間の基本的な動きに乗っ取ったものがよさそうである。基本動作の解釈においては所説あるようだが、スクワット系、ヒップヒンジ系、水平 or 垂直のプッシュ or プルは外せないだろう。それに加えてランジ系、体幹をねじる(回旋)系、走る訓練(短距離・長距離)も行うべきだろう。

 体を役に立つ道具として鍛えたいので筋力、筋肥大だけではなく、筋持久力も鍛えていくべきである。すなわち、3~20RM(最大反復回数)までの広い範囲でセットを組むべきである。

 

今後はこれらを考慮して、トレーニングに励んでいこうと思います。

ウェイトスタック式のマシントレーニングの利点について

 マシントレーニングの有用性を発見したので記録する。

 最初にマシントレに手を付けた理由

 俺は、基本的にはフリーウェイトを優先している。しかし大方の公営格安ジムがそうであるように、やはり俺が通っているジムのフリーウェイトスペースも単座式である。ベンチプレス台はひとつ。パワーラックもひとつ。なので俺がスクワットをやっている最中に誰かがベンチプレス台でトレーニングを開始した瞬間、その日はベンチプレスができないことが確定してしまう。俺のジムでの活動時間は限られているのだ。(40分間)

 そういうときに俺はチェストプレスのマシンに手をだしたのである。同様に、スクワットができないときはレッグプレスだ。(レッグプレスは代替性が低いので、できるだけスクワットを狙う戦略をとるようにしている)

 そうして不本意ながらもマシントレに取り組んでいるうちに気づいたのだ。今まで認識していなかったメリットに。

 マシントレのメリット

 一番はトレーニング時間の短縮作用だと思う。この、ウェイトスタックを変えるだけで重量変更できる部分は、フリーウェイトの重量があがってくると、その恩恵が感じられるようになってくる。10㎏プレートを取って5㎏取って、20㎏つけて、とか。1.25㎏とって2.5kgとか。左から15㎏とって、反対から15㎏取って、一緒に20㎏もとって、また反対から20㎏とって片付け、とか。そういう、アップや片付けに取られていた時間から解放される。悪魔的に早くなると言っていい。また、セット間のインターバルも短くできる。作用する筋肉が少ないためであろう。心拍数がフリーウェイトよりも上がりにくいからである。フリーでやっている感覚でガンガン急いでトレーニングをしていると、感謝の正拳突きではないが、規定のセットを終えても、まだ10分も過ぎていない、というような事態が発生してしまう。時間こそ、正義である。そうして余った時間があれば、もう1セットできるというわけだ!

 心拍数が上がらない点は時短以外にも意義が見いだせる。次の活動への影響を少なくできるのだ。たとえばフリーウェイトで筋肥大目的のトレーニング(8REP以上)をやって追い込むと全身性の疲労が発生してゼイゼイハアハア、活動度が大幅に低下してしまう。そのトレーニングを1セット減らす代わりに、レッグプレスやチェストプレスを3セット分やってボリュームを稼いだほう時間当たりの筋肥大効率的には優れているのではないだろうか。(当然、トレードオフの関係であるため、心肺機能の強化はできないが、心肺機能を強化するつもりならば、それ専用のトレーニングをするべきだと思う。HIITとかダッシュ

 重量変更が爆速のため、さぼりがちな1レップごとでの丁寧なアップもめんどくさがらずに実行可能という利点もある。

 つまるところ、マシンよりもフリーがいい、というのは分かるんだけれども、時間が限られているなら、そうでもないかもしれない、という話であった。

 マシンの注意点

 ただしデメリットもあるとは思う。対象の筋肉に重量が載りにくいのだ。マシンに対して、自分でアジャストする必要があると表現すればよいのか。たとえば、チェストプレスならば挙上軌道、レッグプレスなら膝・股関節の屈伸具合、足幅、体勢など、椅子の高さとかグリップの場所はもちろん、呼吸、筋肉を使う感覚までも含めて、きちんと意識付けしてトレーニングをしなければ、どこに効いているのかよくわかんないまま、なんとなくで終わってしまう。ボトムとトップの位置を決めて、ミッドレンジでどう意識するのか、とか色々と考えることは多い気がする。正しいフォームを作ってやればいい、というフリーウェイトの原則はマシンでは通用しない。ケガしない力の発揮は当たり前として、ジムごとに異なるマシンごとに正解が違う感じがするからである。完璧にすっきりしたフォームにはならないと思ったほうがいい。そのなかで、可能な限りいいものを探る必要があるという感じである。

腹圧を高める、というトレーニング技能

 腹圧を高める、というのはトレーニング技術界隈ではありきたりの表現である。だが、これはひとつの技能であり、鍛えていかなければ伸びていかないものだと実感した、という話である。

 

腹圧を高める能力が強くなっている

 ジムでトレーニングを始めてから半年ほどが過ぎた。

 最近になって、ベルトを巻いて腹圧を高める技能が上達している実感があった。息を腹式呼吸で吸って、膨らんだ分を、パワーベルトとその周辺部の筋収縮で押し込んで体内の臓器を圧縮する感覚である。

 これが、今になってみると、昔はあまりよくできていなかったな、疲れやすかったな=終盤で力が入らないことがあった、と感じる次第である。

そもそも腹圧とはなにか

 腹圧で検索しても、なにか、分かったような分からないような記事が多い。

個人的に、わかりやすいし合理的で生理学的にもマトを得ていると思ったものが以下の記事であった。

note.com

 

 原理的な解釈には触れないがデータとして出力があがっている、という記事もあった。

athletebody.jp

 

やはり高重量フリーウェイトが必要だろう

 一般的にマシンのほうがフリーウェイトよりも力が発揮しやすい。発揮する力の方向が限定されるからであろう。それで、腹圧を高めて体幹を固定する、安定させる、というのは、つまるところフリーウェイトをマシンに近づける技能なのだと思う。高重量を体の中に通しつつも重力にあらがうには、力のベクトルを整えたり、重量を支えてやる必要があるというわけだ。

 そこで、このベクトルを整える土台とやらは、やはりそのように高重量のフリーウェイトを扱うことでしか鍛えられないんだなあ、という理屈である。ただし、自宅でトレーニングを続けてきた地力があったので、現在、トレーニングするたびに漸進性を達成できているので自宅トレーニング自体が非効率で無意味である、とは考えていない。

 結局、やったことがやった分だけできるようになる、というだけなのだ。

最近のタンパク質の調達状況

 普段俺は、鶏胸肉やささみを酒でゆでて冷凍した肉、煎り大豆、ゴロぐらプロテイン、huelなどを基本にして、生麺やオートミール、パンを主食にして、タンパク質摂取量を組み立てているのだが、最近は新しいものも採用している。

 

煮干しを食べているのだ

 ごまいりこ、ごまいわし、などの名前で売られている煮干しが使い勝手がよさそうなので食べてみたら、いいものであった。

 amazonなどで1kgで3000円ほどで買える。タンパク質含有量60%で脂質がほぼない。プロテインバーで脂質少なめのものも試していたのだが、圧倒的にごまいわしのほうが安い。※inバー プロテイン グラノーラ プロテインバーである。モノはいいのだが、値段が高い。

 携帯性が良く、調理時間も不要で、味もうまい。畜肉、ホエイ、卵、大豆などとは異なる出自のプロテイン源というのもありがたい。

 

プロテインスナックも安いならアリかな、と考えた

 おやつカンパニー BODYSTAR プロテインスナック コンソメ味 42グラム (x 12)である。値段が安いなら買いの商品である。前回のプライムデー感謝祭セールでは定期便利用で一個あたり80円くらいで買えた。安い!

 この商品はスナックとはいうものの、カチカチのせんべいくらいの硬さがあって、一袋食べるのにも結構時間がかかる。決してスナックではない。むやみに噛み砕こうとしたら口内を、慌てて飲みこむものなら喉の粘膜をケガするだろう。決してスナックではないのだ。大豆加工食品の一形態である。それがゆえ、朝食や昼食などの、時間が限られているような状況で食べるには向いていない。俺の場合は、もっぱら車の運転中に食べている。手を使わずに食べるために、大きめのカッププロテインスナック一袋と煎り大豆30gをいれたものを用意しておく。それをドリンクホルダーに置いて、飲み物さながらに少しずつ頂くのである。時間の節約だし、運転中にも暇はしない。ただし、飲物はあったほうがいい。