筋トレ記録ブログ

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ウェイトスタック式のマシントレーニングの利点について

 マシントレーニングの有用性を発見したので記録する。

 最初にマシントレに手を付けた理由

 俺は、基本的にはフリーウェイトを優先している。しかし大方の公営格安ジムがそうであるように、やはり俺が通っているジムのフリーウェイトスペースも単座式である。ベンチプレス台はひとつ。パワーラックもひとつ。なので俺がスクワットをやっている最中に誰かがベンチプレス台でトレーニングを開始した瞬間、その日はベンチプレスができないことが確定してしまう。俺のジムでの活動時間は限られているのだ。(40分間)

 そういうときに俺はチェストプレスのマシンに手をだしたのである。同様に、スクワットができないときはレッグプレスだ。(レッグプレスは代替性が低いので、できるだけスクワットを狙う戦略をとるようにしている)

 そうして不本意ながらもマシントレに取り組んでいるうちに気づいたのだ。今まで認識していなかったメリットに。

 マシントレのメリット

 一番はトレーニング時間の短縮作用だと思う。この、ウェイトスタックを変えるだけで重量変更できる部分は、フリーウェイトの重量があがってくると、その恩恵が感じられるようになってくる。10㎏プレートを取って5㎏取って、20㎏つけて、とか。1.25㎏とって2.5kgとか。左から15㎏とって、反対から15㎏取って、一緒に20㎏もとって、また反対から20㎏とって片付け、とか。そういう、アップや片付けに取られていた時間から解放される。悪魔的に早くなると言っていい。また、セット間のインターバルも短くできる。作用する筋肉が少ないためであろう。心拍数がフリーウェイトよりも上がりにくいからである。フリーでやっている感覚でガンガン急いでトレーニングをしていると、感謝の正拳突きではないが、規定のセットを終えても、まだ10分も過ぎていない、というような事態が発生してしまう。時間こそ、正義である。そうして余った時間があれば、もう1セットできるというわけだ!

 心拍数が上がらない点は時短以外にも意義が見いだせる。次の活動への影響を少なくできるのだ。たとえばフリーウェイトで筋肥大目的のトレーニング(8REP以上)をやって追い込むと全身性の疲労が発生してゼイゼイハアハア、活動度が大幅に低下してしまう。そのトレーニングを1セット減らす代わりに、レッグプレスやチェストプレスを3セット分やってボリュームを稼いだほう時間当たりの筋肥大効率的には優れているのではないだろうか。(当然、トレードオフの関係であるため、心肺機能の強化はできないが、心肺機能を強化するつもりならば、それ専用のトレーニングをするべきだと思う。HIITとかダッシュ

 重量変更が爆速のため、さぼりがちな1レップごとでの丁寧なアップもめんどくさがらずに実行可能という利点もある。

 つまるところ、マシンよりもフリーがいい、というのは分かるんだけれども、時間が限られているなら、そうでもないかもしれない、という話であった。

 マシンの注意点

 ただしデメリットもあるとは思う。対象の筋肉に重量が載りにくいのだ。マシンに対して、自分でアジャストする必要があると表現すればよいのか。たとえば、チェストプレスならば挙上軌道、レッグプレスなら膝・股関節の屈伸具合、足幅、体勢など、椅子の高さとかグリップの場所はもちろん、呼吸、筋肉を使う感覚までも含めて、きちんと意識付けしてトレーニングをしなければ、どこに効いているのかよくわかんないまま、なんとなくで終わってしまう。ボトムとトップの位置を決めて、ミッドレンジでどう意識するのか、とか色々と考えることは多い気がする。正しいフォームを作ってやればいい、というフリーウェイトの原則はマシンでは通用しない。ケガしない力の発揮は当たり前として、ジムごとに異なるマシンごとに正解が違う感じがするからである。完璧にすっきりしたフォームにはならないと思ったほうがいい。そのなかで、可能な限りいいものを探る必要があるという感じである。