筋トレ記録ブログ

筋トレについて記録するブログです。

バーベルでのスクワットの有用性について

 数ヶ月前からジムに行くようになってから、バーベルをつかったベンチプレスとスクワットに取り組んでいる。(デッドリフトはリソースの制約上、家でダンベルで行っている)

 ベンチプレスでは80kg、スクワットは100kgを、フォームを崩さずにできるようになった。最初期に比べれば20~30%重量が増加しているので、コレがいわゆる初心者ボーナスというやつであろう、ということである。

 そして、そういうものなのかもしれないのだが、スクワットをやると(対象筋とされている大腿四頭筋や大殿筋は当然として)腹筋や僧帽筋、脊柱起立筋、腓腹筋などの体のあちこちの筋肉に筋肉痛やら疲労感が出てくる。使われているのだな、と感じる。

 ベンチプレスでは、あまりそういうことはない。これはおそらくなのだが、自宅トレーニングにてダンベルベンチプレスは(右肩が壊れておかしくなるまでは)それなりにやっていたが、70kgを超えるようなスクワットはやってこなかったことへの違いなのだと考えられる。

 俺は体幹部に高重量が乗ることに対して適応してこなかった。とても脆弱なのだ。

 最小律、とか、栄養素の桶の理論などの考え方がある。必要とされるファクターが複数ある場合、その最小のものに合った出力しか出ませんよ、というような概念である。化学的には律速、ビジネス的にはボトルネックという呼び方で同じように物を考えることがある。これは高重量を扱うコンパウンド種目に対しても、同様だと思う。

 すなわち、スクワットやベンチプレス、デッドリフトなどの種目では、その動きに関わる全身の骨格筋におけるボトルネックや相対的に弱い部分がたくさん経験値をもらえる仕様になっているのではないだろうか、ということである。

 そして筋トレの目的に健康維持が含まれている場合には、そのような全身の骨格筋のバランス調整というか、連動的に強化することで弱点を底上げすることが有用性が高いんじゃないのか、と個人的に考えたのである。

 たとえば、物を持ち上げたり、転んだりしたときなどの突発的にかかる高負荷に対して耐性をつけておくことが、ぎっくり腰やケガの予防にもつながるのではないだろうか。

 また、全身の筋肉の強さを俯瞰した時に、人体の基本的な動き(物を水平に押す、膝関節を伸長させる、ヒップヒンジなど)に関わる部分で、まったく鍛えていない場所があるのは、バランスが悪かろう、と直感的にも思える。

 なにがなんでもフリーウェイトでの高重量を追い求める必要はないだろうが、継続的にケガをしない範囲で強くしていこう、と考えた次第であった。