最近、公営ジムの近くに定期的な所用ができたので、ここぞとばかりに、そこでスクワットをやり始めた。パワーラックでのバーベルスクワットである。
最初は、強烈な筋肉痛が大殿筋を中心に発生し、それに慣れてきてからは順調にボリュームを増やせてヨッシャヨッシャという感じだったのだが、最近ケガした。
ウォームアップとして70kgをかついでのボトム付近だった。切り返し地点にて、ぎっくり腰の一歩手前のような痛みを感じて、そこで中止にした。(機会がもったいないので、その後にレッグエクステンションとレッグプレスは行ったが)おそらく、骨盤の前傾が維持できずバットウインクしてしまったことが原因だと思われる。
急性の痛みが数日間続いておさまってからは、右足ふくらはぎに多少のしびれが出るので、ヘルニア的な神経的障害も起きているようだが以前経験したような寝返りも打てないほどのひどい状態ではないので、まあヨシとしよう。メインセットは87.5kgで行う予定であったが、その時に発症しなくて良かったなあ、とは感じている。
バーベルスクワットは扱う重量が大きく、多くの関節が動員されるため、(他の種目に比べて相対的に)ケガを起こしやすいのだと予想される。加えて、ケガ予防に必要な自分に合ったフォームを模索することも難しいように思う。人ごとに骨格、筋肉の付き方、柔軟性、安定性(姿勢保持する能力)、今までに慣れてきた筋肉や関節の駆動方法が異なるからである。動画や解説は多々あるけれども、それらを参考にして実践するだけでは果たされない部分が多いように思う。
今後の対策であるが、今回のケガを機にスクワットというものは、どういうリスクやメリットがあるのかを自分なりにYouTubeやらブログやらを調べて、突合してみた結果、以下のブログが、知りうる限りの情報の、まとめに近い形で存在しているものだと判断できた。
changebodycomposition.blogspot.com
そうして結論としては、今後はフルボトムスクワットはやめることにした。
ベルトをして前傾維持で固めているつもりであっても、現にボトムでバットウインクが起こってしまった以上、二度目がないとは言い切れない。そして、ケガをするようなエクササイズは、果たしてエクササイズと言えるのか、という命題である。競技者ではなく、若者でもない、趣味と健康のためにトレーニングしている人間がフルボトムスクワットをやりたい、と願うのは分不相応な考えなのかもしれない。このスクワットに限らず、健康や趣味でやっている、というカテゴリーでのトレーニング方法は、筋肥大第一でやっている人達のそれとは異なる筈だし、まずはケガしない、というのが前提であるように思う。