筋トレ記録ブログ

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俺が鳥むね肉の低温調理をやめた理由

 トレーニングといえば栄養摂取。

 栄養摂取といえば、タンパク質。タンパク質を安く大量にとるなら鶏の胸肉が一番と提唱されている。実際にそうだろう。そして鶏胸肉といえば低温調理が最近のトレンドである。

 うちにあるホットクックでも低温調理は可能だったので、俺も鳥むね肉のそれを食べ続けていた時期があった。期間にして1年以上2年未満といったところだろうか。

 現在は、鶏むね肉やささみをホットクックにて酒で『無水で茹でる』方式である。

 そうしている理由は、4つある。

 

1.低温調理は調理するコストがかかる。(手間や時間、備品の消費)

2.低温調理にこだわるほどの味の良さがなかった。

3.低温調理で水分を残すと、保存にかさをとり、食べるのも大変になる。

4.食べた後のおならが臭すぎる。

 

1:調理コストの問題。

 低温調理をする場合の手順を書くと、皮をはいだ鶏むね肉をキッチンポリ的な透明の使い捨ての袋にいれて、水に沈めて空気を抜き、ポリ袋の口を締めて、65度で2時間などの設定で調理する。調理が終わった後はポリ袋を水揚げしてから、鶏肉から出た水分が詰まったポリ袋から中の肉を取り出し、包丁で切ってから、平面型のタッパーに並べいれて、LOGOSのでかい保冷剤で挟んで急冷しつつ、様子をみて、冷凍する。

 これが、今やっている方式だと、皮をはいだ鶏むね肉や、鶏ささみを、ホットクックに50ml程度の酒と一緒に入れ、無水でゆでる→30分(肉が1㎏以上あるときは40分にする)で調理。終わったものを包丁でカットして同様に冷凍、という手順になる。(ささみは手で半分くらいにちぎるだけなので、さらに楽である)

 上記赤い文字の部分がカットされる。以下に、赤い部分をそれぞれ検証していく。

 肉の塊ごとにポリ袋に入れて、水に沈めて口を締めるのは、それほど面倒ではない。問題は次以降である。

 まず、低温調理の設定2時間は、調理開始から終了まで実質2時間半くらいかかるので、平日の仕事がある日などは作ることが難しい。面倒だ。仕事終わり帰宅後に急いで準備して、終わるまで眠れない、寝る前に一仕事、というのはストレスである。休みの日であっても二時間半かかる調理タスクは、面倒である。そうこうして肉を寝かす間に消費期限は過ぎて、どうしてこうなったという展開になる。

 低温調理後の鶏肉からでた水分を含んだポリ袋を開封して捨てるのも地味にめんどくさい。肉から出た生臭い液体が充満していたポリ袋は水が張り付いてびちゃびちゃになり、ゴミとして捨てるために絞っても泡交じりの汚水がブシュブシュ言って抜けにくく、絞るために手が汚れる、というトイレに流して捨てたいレベルの廃棄物と化す。このタスクが肉の塊ごとに発生するのは苦痛でしかない。

 ※もっと単価の高いポリエチレン袋を使えば、このようなことは起こらないかもしれません。

 対して鶏肉の酒茹での場合、作業内容少なく所要時間も40分程度で終わるため、平日であっても、多少の我慢は必要になるが躊躇なく作れるようになる。 

 

2:手間暇かけて低温調理するほど、おいしさが理解できなかった。

 低温調理した鶏むね肉は、しっとりした生っぽい仕上がりになる。鶏むねパサパサというキーワードに想起されるような肉肉とした肉の呑み込めない質感とは異なる食感を提供する。が、それだけである。実際問題、低温調理後の鶏肉を冷凍後、小分けにして食していく場合においては、解凍して温めた際に、上記のようなしっとりした食感は楽しめない。臭みがあったり、ブニブニしている場合がある。

 比べて、酒で無水茹でした鶏肉だが、多少ぱさついてはいるが食えないことはない。むしろ、うまい。ケンタッキーの鶏むね部分の中身に似た均一な食感で、臭みは一切なく、うまいのだ。

 

3:低温調理は、酒茹で肉よりもかさが大きくなり、管理が大変である。

 低温調理をやめてから気づいたメリットである。低温調理後の鶏肉は、水分が残っている分だけ、かさが大きくなるので冷凍保存する際にスペースをとる。食べるときにも、たくさん食べなければならない。逆に言えば、焼いたり茹でてカチカチに締め上げた肉類の含量はより高くなっている。

 調理前の生の皮なし鶏むね肉や鶏ささみが100gあたり20~25g程度のタンパク質を含んでいるとすると、酒茹ですると(調理後の重量から換算して)100gあたり35g程度にまで凝縮できる。そうすると保存、解凍、食事する量が相対的に少なくなるため管理が楽になるのである。1㎏程度を一度に調理して、毎日必ず二回以上は食べるレベルで消費していく場合、この凝縮作用が堅実にメリットとして感じられる。食べる機会があるなら、できるだけたくさん食べたい、パサパサの肉は食べたくない、と言う人には採用されないかもしれない。

 

4:低温調理鶏むね肉を食べると、劇的に臭いおならがでる。

 とどのつまり、完全に火を通していない肉が腸内環境にいいわけがないのだろう。

 大量に、頻回に摂取するなら、もっと腸内環境に良い食事が好ましいように考えた。

 

 俺はこの酒蒸し鶏肉を一食当たり50g~80g程度で食べることが多い。さすがに何も漬けないで食べれるほど達してはいない。むしろ、なんにでも合わせて食べる。

 ラーメンや、ほかの味の濃い冷凍食品と一緒に食べたりもする。どんな調味料でも合うので、いろいろと試している。ポン酢で一味唐辛子、柚子胡椒をつかってみたり、味のアクセントをつけたりもする。飽きることはない。一回に食べる量が少なければ、早々に飽きないものだと思う。